働きたいと思える会社って、たまにある。
もちろん、そう思えない会社も、ある。
(こっちのほうが、たくさんある。)
違いは、どこからくるんだろうか?
いろいろな会社が、社員に対してアンケート調査を行うことがある。
社員の満足度をちゃんと考えよう、というのが、最近の流れだ。
そのようなアンケート調査から、社員が会社に何を求めているか、どこに不満をもつか、がわかる。
それらをふまえて、働きたい会社を形容してみると、
・明確な方向性がある。
・そして社員が、それを理解し、それに向かって動いている。
・さらに、その成果が企業のパフォーマンス(成長、利益、企業評価など)に反映されている。
・さらに、そうしてかち得たもの(利益など)が、各ステークホルダー(*1)に、フェアーに還元される。
(企業のステークホルダーについては、本ブログ2010年2月「会社は誰のものか?」を参照。)
というふうに、一連のストーリーとなるものだ。
では逆に、働きたいと思えない会社って、どんな会社だろう?
・会社の方針が見えない。
・貢献度の高い人が相応に処遇されない。(心当たりあるでしょ、そういう会社!)
・ダメ上司のいる会社(*2)(ダメ上司については下に後述)
・業績が安定しないので、会社の経営基盤が安定しない。
・リストラがあった、あるいはありそうな雰囲気。
・経営トップが長〜い間、変わっていない(必ずしも断定できないが、経営陣の硬直化の兆し)。
(*2) ダメ上司について考えてみる。
・指示や方針を明確に示してくれない
・必要なときにタイムリーな決断をしない
・指導やアドバイスをしてくれない
・部下の手柄を奪う、自分の失敗を部下になすりつける
とくに最後の点は致命的で、そういう上司を持った社員は不幸だ。
この場合の上司と部下の関係は、こんなかんじ・・・。
<< 部下と上司の関係 >>
- 部下の手柄は上司のもの
- 部下のミスは部下のせい
- 上司の手柄は上司のもの
- 上司のミスは部下のミス
こうやって簡潔に書いてみると、ジョークのように見えるが、実際にこういう会社は、少なからずある。
従業員数万人クラスの大企業で、この体質があることで有名な会社も、ある。