2010年06月24日

◆ BP重油流出と オバマ大統領の会見

<6月23日の記事からの続き>
 

何十年も前からわかっていたはずなのに、私たちは明確な行動を起こさなかった。そういった行動はいつも阻害されてきた--石油業界のロビイストたちに、また、我々自身の政治的勇気と信念の不足に。

こう言っている間にも、中国とかはクリーンエナジーへの投資に余念がない。

こう言っている間にも、我々は外国から石油を買い、毎日10億ドル近い代金を彼らに送金している。

こう言っている間にも、私たちの湾を見ると、毎日1千万リットルのどす黒い重油が、沿岸の生活と産業を脅かしている。


専属スピーチライターによる、大統領演説特有の演出(クサさ)はあるが、そういった文学的手法が、英文テキストとしての資質を持つことにもつながっている。

We cannot consign our children to this future. The tragedy unfolding on our coast is the most painful and powerful reminder yet that the time to embrace a clean energy future is now. (こんな問題を子孫に押しつけて良いはずがありません。今回の流出問題は、我々が今こそクリーンエナジーに立った未来に向かって踏み出すべきと教えています。)

目前の問題をとらえながら、現政権の戦略であるエネルギー施策の正当性を改めて強調することに成功した。
posted by Nobby at 10:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 危機管理

2010年06月23日

◆ オバマ大統領、MITキャンパスで講演

少し前の話になるが、MIT(マサチューセッツ工科大)のキャンパス(ボストン)に、オバマ大統領が来てくれた。

その講演内容(動画)を、筆者が日本の副理事長を務めるMITエンタープライズフォーラムのWebサイトに掲載した。

日本MITエンタープライズフォーラムのページへ(動画もあり)

オバマ氏、就任演説のときも思ったが、本当にきれいな英語だ。黒人特有の訛りがないし、発音も滑舌も素晴らしい。スピーチ力、英語力では、前大統領をかなり上回っていると思う。英語リスニングやスピーチの教材としても通用するレベルだ。


ご存じのようにMITは、新エネルギーや環境に関する研究や教育に力を入れている。その現れとして、MITのエナジー・イニシアティブ関係論のE.モニッツ教授が、今回の紹介役を務めたほか、教授自身が大統領のエネルギー問題アドバイザーに就任している。monitz1.jpg

モニッツ教授は今年春のMITでの「Better World」コンファレンスでも、米国のエネルギー施策について講演をしている。





オバマ氏はスピーチのなかで「今日、世界の各国は21世紀の地球を動かすエネルギーはどうあるべきか、について、良い意味での競争をしている。」と指摘、「その競争に勝つ国が21世紀エコノミーのリーダー。そしてアメリカがその地位につきたい。」と強調する。

・・・その矢先の、今回の原油流出問題は痛かった。


<6月24日の記事に続く>

posted by Nobby at 12:15 | Comment(1) | TrackBack(0) | 環境ビジネス